目ではみえない 本当に大切なもの。
この絵本の中に 詰まっていた。
世界初 目と耳でみる絵本。
耳でみる絵本 -書籍第3弾-
イデア 月と太陽の物語
定価:本体2,000円+税 ISBN978-4-915743-24-5 出版社:スーパーエディション
企画・制作・物語・作曲・演奏:佐藤 洋平 / 朗読:佐久間レイ / 絵:松岡陽介
イデアを読んでの感想で、まず言いたいのは音楽。
クラシックギターの音楽が
登場人物の感情や情景を
こんなにも表しているのがびっくりしました。
そして、挿絵が「見え方」というキーワードで絵が変わっていくところ、
ストーリーでも「見え方」がキーワードの作品だからこそ、この挿絵がとても心に響きました。
朗読と音楽を聴いた後、読み終わった後の胸の中でジーンとくるものが残る感覚。
とてもよい作品だと思いました。
前作のイデアとは装いが変わり、見た目は上質なアンティークな本で、本を開くとこれから物語が始まるような感覚になり、わくわくする気持ちになりました。
その後の物語とリンクして絵の見方を変えていくのがとても面白く、物語の情景が湧きやすく、
かつ著者の佐藤洋平さんが演奏するクラシックギター音楽にもリンクしているのがよかったです。
絵のタッチで登場人物や風景が読み取れて、
またその人の感情そのものも見えてくるような…
その中でも私がとても印象的に残っているのが、
最後の2ページで
涙が止まらなくなってしまいました。
とても感動的でした。
前作のイデアを知っているからこその感動もあり、胸を熱くするものがありました。
この本で、人が見た目だけで判断していることがいかに多いか、考えさせられました。
人間が捨てた鉱山で拾った石をイデアが磨いて輝かせる、というのが示唆に富んでいると思いました。一人ひとりの存在が原石でそれを輝かせるような生き方をしているのだろうか?と考えさせられました。
子どもにとっても、大人にとっても、
挿絵が想像をかきたて、
繰り返し味わいたい作品だと思いました。
子どもにとっては成長と共に感じ方も変わりそうで楽しみです。
挿絵のだまし絵、音楽での世界観に圧倒されました。
孫とイデアを読みながらそれぞれ見え方の違いがでて、
世代ごとで感じ方が違う表現できるとは思いませんでした。
またストーリーも素晴らしく、現代社会にも通じるような…「大切にする」という想いは万国共通であり、子どもだけではなく今の大人たちにも読んでもらいたい作品だと思います。
朗読の方の話し方や音楽がイデアの世界に没入させ、あっという間に物語が終わった感じでした。
いままで味わったことのない感覚に、おちいりました。
定価:本体2,000円+税 著者:佐藤 洋平 出版社:スーパーエディション
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