時と時の間

先日、
心理学教授との打ち合わせの為
某大学に行きました。


その日は凄く天気がよくて、
自然の中にあるその大学は光と影に包まれていました。

自分の母校に似ている。


一気にタイムスリップして、
不思議な気持ちになった。


大学生に戻った気持ち。
でも、戻れない気持ち。


「おはよう、1限きついね。練習室とった?」

と友達が今にも話しかけてきそうな。

甘酸っぱい切ない気持ち。


当たり前だけど、
誰も自分を知らないし、
自分も誰も知らない。


人間には居場所というものがあるんだと再認識した。

数年前までは、
こんな風景が当たり前で、自分の居場所だった。


でも今は違う。

違う居場所がある。


きっと数年後には
今の居場所は居場所ではなくなり、
また新しい居場所が生まれる。


なんか切ないけど、
凛とした強さがあり、
生きていくってこういうことなんだと思った。

【生きる】と【生きていく】の違いが何となく分かった。

今いる居場所に感謝しつつ、
でも、
進むために
時間を進めるために
次の居場所に向かいたいと思います。